FAQ

サンコール潤滑剤は樹脂、エラストマー、金属への影響はありますか？

特に樹脂、エラストマーについては製造メーカーやグレードによって異なった結果が出ることもありますが、 一般的な樹脂、エラストマーについては、ほとんど影響を与えません。
金属についても同様です。

サンコール潤滑剤は低分子シロキサンガス、塩素系ガスを発生させますか？

サンコール潤滑剤は主として合成炭化水素油、フッ素系潤滑油をベースとしたフッ素系固体潤滑剤を含む潤滑剤であるため、 低分子シロキサンガス、塩素系のガスは発生いたしません。

色々とあるサンコール潤滑剤の選択基準は何ですか？

まず、グリース・速乾性潤滑剤の中から適した潤滑剤を選択してください。
基本的には作業効率をどのように考えるかによって異なってきます。
例えば小さなギヤーパーツへの塗布であれば、グリースよりも速乾性潤滑剤での浸漬塗布の方が一度に多量の部品を処理する事ができ塗布漏れを防ぐ事もできます。
その先の選択につきましては、長年の実績と経験のある弊社営業マンと過去の類似実績も含めた打ち合わせによってご決定下さい。

サンコールを海外の工場で使用したいのですが、海外でも購入できますか？

日本企業の海外への工場進出が進む中、サンコールも海外での使用が増えております。
サンコールはアジア、欧米でも購入が可能です。
詳しくは弊社担当営業までご連絡下さい、代理店をご案内させていただきます。

サンコールの最少購入数量はどれくらいですか？

ほとんどのサンコールは最小販売単位が1Kg×1缶からとなっております。（一部、特殊な製品もあります） また、海外でのご購入に関しては １ダンボール[1Kg×10缶入り] からの販売となります。詳しくは海外代理店へご確認下さい。

ギヤーの摺動部で異音が発生し、困っております。対処方法はありますか？

グリース、速乾性タイプ共に何点かの最良グレードがございます。条件に合ったものをご利用いただけるよう弊社営業マンと綿密な打ち合わせをお勧めいたします。

サンコールの速乾性潤滑剤を使用しておりますが、作業中の蒸発ロスが多いです。
何か良い方法はありませんか？

速乾性の潤滑剤で使用しております溶媒は揮発性が高いものです。これは塗布、浸漬後すぐに乾燥し、アッセンブリーに移れる様に設計されているからです。作業中の蒸発ロスを抑えるには下記のような方法がございます。
・作業場の室温をなるべく低く保ってください。
・作業中は必要な量のみ、別容器に取り出し、缶はすぐに密閉してください。
・作業中に潤滑剤を入れる容器の表面積をできるだけ小さくしてください。
（同じ体積でも浅く広い容器よりも狭く背の高い容器を方がロス分を抑えられます）

サンコールの揮発性溶媒は環境面に対して問題はありませんか？

サンコールは人体に対しても環境に対しても優しい溶媒を使用しております。オゾン層破壊係数0で地球温暖化にも対応した溶媒を使用しております。また、今後の様々な規制につきましてもいち早く対応ができるよう日々努力、情報収集を行っております。

サンコール速乾性潤滑剤の特長は？

グリースと比較すると次のような特長があります。
・液体で速乾性の潤滑剤であるため、ワーク物を丸ごと浸漬してご利用いただけます。
・有効成分濃度の異なったドライ、セミドライ、セミウエット、ウエットなどの様々な製品を取り揃えております。
・グリースのようなベタツキ感がなく、塗布膜が薄い為、クリアランスの小さな摺動部にも使用できます。
・すでにアッセンブリーされ、グリース塗布が困難な奥まった箇所への塗布が可能です。

金属部品用と記載されているサンコールグリースを樹脂部品に使用したときに問題がありますか？

グリースに限らず他のサンコールについても、金属部品用と表記された潤滑剤がございます。
これらの潤滑剤は樹脂部品にも使用可能です。金属用、樹脂用グリースの違いですが、 一般的に樹脂摺動部よりも金属摺動部の方が高荷重で耐久性も必要である事が多くあります。
より条件の厳しい摺動部用の高グレード潤滑剤が金属部品用と設定している場合があります。
しかしながら、影響を受けやすい特殊樹脂にはそれ専用の樹脂用グリースをお勧めしています。
また、一部のサンコールで金属部品専用とさせていただいている製品につきましては通常、樹脂には使用できませんのでご注意ください。

現在使用しておりますグリースが白色のものです。
白色の樹脂部品に塗布しているのですが塗布後、きちんと塗布してあるかどうかの確認が取れないで困っております。
何か良い方法はありませんか？　

特性はそのままで、色の付いたグリースをご紹介させていただきます。

色々とあるサンコールグリースの中でどのグリースを使用して良いか判りません。

どのようなメカですか？、材質は？、使用温度範囲は？、過去発生した問題点は？上記の様なご質問をさせていただき、条件に合ったものをご利用いただけるよう弊社営業マンが打ち合わせをさせていただきます。

撥水コート剤の被膜は熱による影響はありますか？

高い耐熱性があり、180℃前後で特性が変わることなくご使用いただけます。
しかしながら、高温下での長期使用や180℃以上でのご使用により軟化する可能性があります。

撥水コート剤の被膜の厚さはどのぐらいですか？

約1～20μmの厚さの製品を取り揃えております。